みなさんこんにちは、タンジです^^
ここ最近、桜の花もチラホラと咲き始め、大分春が近づいてきた感じがいたしますね🌸
まだまだ三寒四温な毎日が続きますので、ご体調には十分ご注意くださいませ~!!
さて今回は、3月6日に実施した宅建勉強会
福街不動産公開版社内研修「一戸建ての売却編」
の実施レポートをお送りいたします。
大切なご自宅を後悔なく売却するために、何からはじめて・何に気を付ける必要があるのかというポイントについて、まとめてみました💡
自宅の売却を考える時、何からはじめればいい?
まず最初にやるべきことは、なんといっても現状を把握すること。
①権利関係はどうなっているか
②ご自身の所有する物件は、どのくらい資産価値のある物件なのか
③売却にともない、どのような手続き等が必要なのか
を明らかにすることが必要です。
具体的なタスクとしては、
①権利関係はどうなっているか
・登記事項証明書を参照し、所有者や抵当権について確認する
・境界や配管について確認する
②ご自身の所有する物件は、どのくらい資産価値のある物件なのか
・建築基準法・用途地域に沿って、建替えが可能か/建替えをする場合にどういった規制があるのかを確認する
・配管の確認
・境界標や境界確認書等で、自分の所有地が実際にどこまでなのかを確認する
・傾斜地にある物件の場合、擁壁の造成をやり直す必要があるか(建築基準法を確認)
③売却にともない、どのような手続き等が必要なのか
・ローン残高の確認
・次の住まいの確保
・売却により発生する税金等の確認
といったものが挙げられます。
どんな手順で確認していけばいいの?
1. 登記事項証明書の確認
まずはなんと言っても、”最新の登記”を確認することが必要です。
確認すべき主なポイントは、
・所有者は誰なのか
・共有者がいるのか
・抵当権は抹消されているのか
といったところ。
売却をする際は、所有者全員の同意がないと売却ができないため(※)、共有者がいる場合は、その方の意志確認も行わなければなりません。
(※)共有者の同意が得られない場合でも、持ち分のみの売却は可能。抵当権が残っている場合には、売却で得た資金での相殺が可能かどうかの確認も必要です。
2.購入時の重要事項説明書や契約書の確認
登記事項証明書上で売却が可能であることを確認できたら、次は購入時の重要事項説明書と契約書を参照します。
現行の法律等と照らし合わせ、物件が売却できる状態なのかどうかをチェックします。
3. 市区町村等や専門家に問い合わせ、物件の査定に関わる内容を確認
売却が可能な物件だと確認出来たら、売却金額の査定に必要なポイントの確認に移ります。
具体的なチェックポイントとしては、
・用途地域
建築可能な建物の大きさや種類の制限を確認。川崎市の場合、「ガイドマップかわさき」というサイトでも確認が可能。
・境界
境界標や境界確認書を参照。現地に行って確認する。
・建築基準法上の道路種別
敷地に接する道路の種別等を確認。再建築が可能かどうかの判断材料にもなる。
・配管
他人地を経由しているか?経由している場合、解消可能か、費用はいくらかかって、誰が負担するのか
・擁壁のやり直しが必要か(傾斜地の場合)
建築基準法の改正により、擁壁の再造成が必要なケースがある。建築士の確認が必要となるケースも。
といったものが挙げられます。ここで得た情報や周辺地域の相場等を確認し、売却金額を決定します。
4. 売却後の諸手続
物件の売却に伴って発生するお手続きとしては、
・売却代金の受領
・ローン残債がある場合は、精算の手続き
・お引越し(自宅を売却するケース)
・税金にかかる手続き
等が挙げられます。
このうち、税金(所得税等)について相談したい場合は、必ず税理士に相談する必要があります。宅建業者で具体的な相談・指導をすることはできませんので、ご注意ください。
以上が、今回の宅建勉強会でお伝えした、
自宅の売却を考える時、何からはじめて・何に気を付ける必要があるのか
についてのまとめとなります。
ご覧いただくと分かるように、不動産物件の売却には、様々な分野の専門知識が絡んできます。スムーズに売却を進めるためには、ご自身で必要な知識を勉強することが大切なのはもちろんのこと、信頼できる宅建業者・専門家の協力が欠かせません。
福街不動産では、お客様のお話をしっかりと伺い、必要に応じて司法書士・税理士・ファイナンシャルプランナーといった専門家と連携しながら、丁寧に売却を進めて参ります。
ご自宅の売却を検討するにあたり、ご不明・ご不安な点をお持ちの方は、ぜひ一度福街不動産にご相談くださいませ!