こんにちは、タンジです^^
ここ1,2年くらいの間に「SDGs」という言葉をよく聞くようになりましたよね。先日、「住宅にもその流れが来ているんだなあ」と感じるお話を聞いたので、今回はそのことについてまとめてみたいと思います💡
そのお話というのが
「住宅情報サイトの広告に、その住宅に住んだ場合にかかる年間の光熱費の目安(以下、目安光熱費とします)を表示する制度が始まる」
というもの。
これは新築の住宅を対象とした制度で、分譲住宅は2022年4月から、賃貸住宅は2022年の10月から運用がスタートする予定です。
この制度が開始されると、住宅情報サイトを見た時に
・年額の目安光熱費
・住宅の省エネ性能(☆マークで表示)
・燃料別の設計二次エネルギー消費量(電気・ガス等について、設計仕様で算定した値)
・燃料別の燃料単価
・目安光熱費に関する注記
といった内容を確認することができるようになります。
この制度がつくられた背景にあるのが、「脱炭素社会化」の流れです。
2020年、菅内閣が「2050年までにカーボンニュートラル(温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする)の実現を目指す」と宣言したことなどから、日本でも脱炭素社会の実現に向けた動きが急加速。
この制度もその影響を受けており、
・住宅の省エネ性能に対する消費者の関心を高め、より高い省エネ性能の住宅が選ばれるようになること
・ひいては、温室効果ガスの削減につなげること
を目的としたものになっています。
確かに、言われてみれば
「省エネ効果の高い住宅です!こういう機能があって…(具体的な性能の説明)」
と聞くよりも、
「省エネの結果、年間の目安光熱費はいくらになります」
と言われた方が具体的にイメージしやすくてわかりやすいですし、より自分事に感じられるので、関心を持って項目をチェックしようと思えますよね💡
ということで、今回は「目安光熱費の表示」に関する制度の概要をまとめました!
更に詳しい内容を知りたいという方は、ぜひぜひ下に挙げた参考HPなどもご覧になってみてくださいね^^
【参考HP】※参照日はいずれも2022年1月17日
・不動産経済オンライン
「来年4月から住宅広告で光熱費表示開始─国交省、省エネ住宅の消費者選好を誘導」
・住生活産業総合情報ウェブマガジン Housing Tribune Online
「住宅の目安光熱費表示を取りまとめ 消費者の関心高め省エネ住宅を普及促進」
・不動産トレンド&ニュース
「来年4月から住宅広告で光熱費表示開始 ─国交省、省エネ住宅の消費者選好を誘導」
http://www.kankyo-station.co.jp/trend-news/art/2021/estate374.html
・国土交通省ホームページ
「住宅の省エネ性能の光熱費表示検討委員会 とりまとめ(第3回検討会における意見を反映したもの)」
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001403301.pdf