みなさんこんにちは、タンジです^^
つい先日ゴールデンウィークが終わったと思ったら、もうすぐ5月も終わってしまいますね…!既に梅雨入りの兆しも見え始めていますし、季節の移り変わりの早さにあっけにとられるばかりです。
さて、今回の記事では、5月16日(日)に実施したオンライン相続座談会
「大西さ~ん、相続って何ですか?」
についてレポートしていきたいと思います!
誰もがいつか関わることになるけれど、なんとなくなじみがなく感じる「相続」。今回の座談会では、司法書士の大西陽子さんをお招きし、ざっくばらんにお話をお伺いいたしました!
【イベント開催のきっかけ】
誰もが一度は必ず関わることになる、「相続」。
でも、
「むずかしそう」
「まだまだ先の話だし…」
「死がかかわる事でもあるから、なんとなく話しづらい」
というイメージもあり、どうしても遠い存在になってしまいがちです。
実は相続と関わりの深い不動産業。仕事を通して相続に触れることもありますし、宅建の試験でも、頻繁に相続の問題が出題されています。
福地さんは、実際に仕事で相続に触れる中で「自分は全然相続のことが分かってない!!」と実感したのだとか。
「いつか大西さんに相続のことを詳しく聞いてみたい」という想いを温め続け、この度めでたくそれが実現した形です。
【相続って、なんだか大変なイメージ。どんなことを知っておけばいいの?】
大西さん曰く、相続にかかる時間と手間は
・相続人(相続財産を受け取る人)の人数
・相続財産の質と量
・相続手続きをはじめる時点で、相続財産の所在をどれだけ把握できているか
・遺言の有無
といった要因によって変わってくるとのこと。
いざ相続手続きをする時には非常にバタバタするため、早いうちからある程度見通しを立てておくとよいそうです◎
事前に対策できることとしては、
・資産の一覧表を作っておく
(銀行口座や不動産の所在が分かるようにする。借金があるのであれば、それも載せる)
・被相続人を中心とした相続関係図を作成する
・処遇を決めるのが難しそうな資産がある場合は、あらかじめ遺言書を作成しておく
といったものが挙げられます。
そして何よりとにかく大事なのが、
・早めに対策をはじめる
・専門家にあらかじめ相談しておく
の2つ。
関係者全員が元気な時に話し合うのと、病気・老化になってしまってから話し合うのでは、話が進むスピードが全然違います。
いつどこで何が起きるか分かりませんし、「まだ早いよ」と先延ばしにせず、できる時に整理をはじめるのが吉。
また、相続にはたくさんのルールがあり、手続きをひとつ間違えるだけで膨大な手間が生まれてしまうこともあるそうです。
遺言書ひとつをとっても、形式が決まっているため、そのとおりに書かれていないと無効になってしまう場合があるのだとか。
素人目線だと抜けてしまうこともありそうですし、専門家の方からアドバイスを受けた上で動いた方が効率的に整理を進められそうな気がします💡
【相続のことって、だれに相談すればいいの?】
相続を助けてくれる主な専門家は、
司法書士、行政書士、弁護士、税理士、相続診断士(民間資格)
といった方たちです。
相談したいこと・やってほしい内容によって、どの専門家に相談するかが変わってきます。
例えば、
・相続税の申告をお願いしたい→税理士
・相続手続きにあたり、親族間でトラブルが起きてしまった→弁護士
・相続財産に不動産があるとき→司法書士
といった形です。
自治体の相談窓口で専門家に相談することも可能なので、そういった機関も利用しつつ、誰にお願いするかを決めていくと良いのではないかと思います◎
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【感想】
「相続なんてまだ先のこと」「よくわからないし、その時になってから考えればいいや」と考えていましたが、この考え方では後々苦労するだろうな…と、考え方を改めるきっかけになりました。
まだまだ両親も元気ではありますが、
もし今なにかあったら…?
と想像すると、何をどうしたらいいかわからずパニックになることが容易に想像できます。だからこそ、今のうちから話し合っておく、想いを聞いておく。整理をお願いしておく。
そういったことから始めてみたいと思います。
「なんだかよくわからない存在」だった相続ですが、今回のイベントのおかげで、何から始めればいいのかが分かり、少し安心しました!
大西さん、どうもありがとうございました!